1981年2月21日の朝、サンアントニオに到着しました。
前夜テキサス州のエルパソをグレイハウンドバスに乗り出発、夜通し走っても
まだテキサス州です。
サンアントニオにある有名な建物は、ある程度の年の方なら一度はきいたことが
ある「アラモの砦」でしょう。ジョン・ウェインの映画「アラモ」は見たことはありますが
時代背景を全く知らずに見ていました。
ですから、当時はテキサスはメキシコの領土であったことも、そこから独立してテキサス
共和国になったことも全く知りませんでした。
ちゃんと歴史を勉強して旅行に来ていたらもっといろんな楽しみがあったと思うと残念
です。
サンアントニオでは、アラモ砦を見学し、市の中心にある川沿いの散歩道(パセオデルリオ)
を歩きました。パセオデルリオは、ヨーロッパにありそうなオシャレな散歩道で、一段低く
流れている小川の両脇が歩道になっていてカフェやレストランでゆったりくつろげます。
ここ数日、アリゾナやニューメキシコ、テキサスなど荒野を旅行してきたので、パセオデルリオ
のような都会的空間は気が休まります。
日中サンアントニオで過ごして、今夜もまたグレイハウンドで移動です。次の目的地は、
ルイジアナ州のニューオリンズです。
バスで移動する旅にも、だいぶ慣れてきました。このバスは白人も黒人も利用しますが、黒人は
大抵バスの後部席にのります。白人は入口付近、運転席に近い方にのります。人種差別の
意識があるんでしょうか。よくわかりません。イエローはどこいらにのったら良いんでしょうか。
最初はそのような暗黙のルールを知りませんでしたので前方にのっていましたが、このころは
中ほどにのるように気をつけるようになりました。
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続く